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REIT(不動産投資信託)


REIT(Real Estate Investment Trust)は、不動産投資信託と訳さ
れ、また、リートと呼ばれるSPVの一種である。

REITは1960年にアメリカ合衆国で最初に導入された仕組みで、法人、
信託又は社団が器(特別目的会社、SPCやSPVなどと呼ばれる)とな
って、証券市場を通じて投資家から集めた資金を、主としてオフィ
スビルなどの不動産に投資し、売買益や賃借料などの収益の分配金
を投資家に還元する形態をとる。


米国では内国歳入法典856条以下の規定により、利益のほとんどを
SPV内に留保することなく投資家に分配する等の一定要件を満たせ
ば、REIT 段階での連邦法人税が課せられず、投資家段階のみの課
税で済む(法人としての利益課税と利益の配当を受け取った者に対
する課税との二重課税が避けられる)ことから、あたかも投資家が
直接に投資額に応じて投資対象物件を保有したのと同一の経済的な
メリットが受けられるとされている。


日本においても、この制度に類似する制度が導入され(いわゆるJ-
REIT)、いくつかの上場銘柄が登場している。


日本の J-REIT についての課税上の取扱いも米国のそれと似通っており、ペイ・スルー課税と呼ばれる。


このペイ・スルー課税とは、J-REITの段階での利益をいったんは法
人課税の対象としつつ、その利益を原則90%以上投資家に配当する
ことを条件に、その支払配当の損金算入を認める方式である。


なお、厳密に言えば、このペイ・スルー課税は、事業体そのものを
法人課税の対象とせず、構成員課税のみを行う、いわゆるパス・ス
ルー課税とは異なる。